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澤田瞳子さんの「火定」を読んでいた 天平時代 聖武天皇の世   日本で疫病天然痘が 猛威をふるって 当時の日本の人口の3割が 死亡し 平城京においては 当時政権を担っていた藤原四兄弟が全員倒れ また多くの官人が罹患して 朝廷機能が 麻痺状態になった その後も 耕作地は荒れ果て 飢饉の続く時代となっていく 当時 災害や 疫病は 為政者の 資質により 起こるとされ 聖武天皇は責任を感じ 安静を願い  東大寺の大仏の建立を命じたが 人々への負担は大きく 国家予算を破綻させる状態になっていく そんな時代  下層の民を救う病院 悲田院の医師たちが奮闘する物語 遣唐使 遣新羅使が 持ち込んだ 天然痘 治療法がなく 真夏に腐敗する 死体の山 政治家が何もできない状況に 不満が爆発する庶民の暴動 目をそむけたくなるような悲惨な情景と恐怖を描いたこの小説 なにか いつの時代にも通じるものがある  と思いな... 続きを読む?