吉祥寺 アルゼンチンタンゴ クラス

吉祥寺でタンゴクラスを やって 20年近く
2月に 久しぶりに 里帰りした ミキさんが
フリオ・アルテスさんと やっていたのを引き継いで
井の頭通り沿いにある
イベントホールむさし野で やっておりました

最初は リリさんが 金曜日
ワタシが 土曜日ということでやっておりました
(当時は 土曜日は ロックンロールとサルサのクラス
もちろん リリさん にも 手伝っていただいておりました)

ワタシは 社交ダンスのスタジオに勤めて いましたので
土曜日しか 出来なかったのですが
そのうち いろいろなところで
ワークショップやショーをやったりするうちに
あちこちでクラスを やって ほしい と言われ
リリさんと 一緒に やって行くことが 多くなりました

そんなことで ひょんな話から
2000年の 前進座での
元宝塚歌劇団や SKDの 方達の 歌謡ショー
「シャンテ！オ プランタン」では
安奈淳さんや 秋川リサさん、真帆志ぶきさんたちとの中で
7曲タンゴを 踊ってくれと言われ 頑張りました

この時の 映像が しっかりしたものだったので
これを ロンドンに 送ったところ
ロンドンインターナショナルタンゴフェスティバルへの
出演に 結びついて いったのですね

あの前進座での 7曲は
7曲も踊りで 出演するのに 同じような踊りでは
お客様が 飽きてしまうのではないかと思い
コミックやら 人形やらを 考えました
そこが原点で ワタシたちの 基本形が できたのだと 思います

ロンドンのフェスティバルでも
グスタボ・ナベイラや カルロス・ガビート、モーラ・ゴドイや
ギジェルモ&フェルナンダ・ギー、レアンドロ・オリベール、
エドゥアルド&グローリア・アウキンバウら
そうそうたるタンゴの 名ダンサーたちが 息がつまるような踊りを披露する毎に
ワタシたちの 踊りは 異彩を放っていきました

これについては また ゆっくり誌面を割いて お話しましょ

あの原点が こういう風に ああいう風に 変化し
そして トリオ・ロス・ファンダンゴスと 14年
ミユキタンゴとも 20回近い 東日本西日本ツアーの中で
いつも 1ステージ10曲くらい 踊らないと 気が済まないというのも
この原点が ほんとうに ワタシたちのものなのでしょうねえ

吉祥寺の イベントホール むさし野は
2011年の東日本大震災の時に
計画停電の影響もあり しばらく スタジオが 使えませんでした
なので ワタシたちは 生徒さんたちにご迷惑がかかるといけないと
ドアに 貼り紙をして 連絡先を 書いておきました

これも よく憶えているのですが
母が 病院から退院したので 実家に戻るために
自転車で 館林あたりを 走っていた時です
(この時分 これも計画停電で 電車が ストップしていました)
携帯に 電話が 入りました
吉祥寺で スタジオを やっている藤井先生が
イベントホールむさし野の 貼り紙を見て
どうぞ ウチのスタジオを 使ってください
と おっしゃってくださいました

東京に 戻ってから リリさんと
使わせていただくかは 別として
お電話いただいた ご挨拶に 行きましょうと 行きましたところ
その 藤井先生は ワタシが 社交ダンスを やっていた頃の数少ない知り合いでした
当時 競技会などで 何度か 話を していた 程度なのですが、、
20年ぶりくらいに 会ったとたん
おたがい 「知っているよねえ！！懐かしいなあ、嘘みたいだねえ」
ふりかえってみると
どこでどんな 糸が絡み合い
その糸によって どんなに助けられているのか 感じますねえ
人生に ムダな 出逢いは ないのですね

そんな吉祥寺からの 出逢いに よって
「リリケン波止場物語」が 生まれたのですから、、、

はじめて リリさん と やり始めたころ
そんなこと など 思いもしなかったです

自分を 育て 人が 育つ原点は
ワタシたちには 吉祥寺 に ありますね