タンゴの節句ツアー2016 7日目下関川棚温泉

広島の朝は今にも降り出しそうな暗い雲
九州地方はもう雨が降り始め風が強くなり始めたという

ホテルの朝食を食べ
9:00 に広島を出発

雨と暴風の低気圧に向って山陽自動車道、中国自動車で
下関川棚温泉に向かいます
雨と風が本当にひどくなり車が浮き上がりそうなくらい

山口ジャンクションで逆方向に乗ってしまいましたが
無事小月で降り道の駅菊川で昼食を
去年もここで昼食を食べました
ここは菊川は古くからそうめんで有名な町
合鴨そうめんがオススメです

ワタシは今回も宮崎、大分と食べ続けたゴボ天うどんを選択しましたが
宮崎、大分に比べてちょっとしょんぼりな控えめなゴボ天でした

食事を終え川棚温泉コルトーホールに 12:45到着
音響、照明を全て外から入れていて
ステージ 1,2階の客席も全部手作りのため
大勢のスタッフが朝から働いてくれています

大雨、暴風のため山陰本線が不通となりました
川棚温泉駅はその山陰本線にあります
下関からバスがありますが、ここ川棚温泉までは
1時間に 1本 2時間近くかかります

うわあさすが嵐を呼ぶバンドと呼ばれているとはいえ
こんな時に呼ばんでもいいですよ

外の雨風はますますひどくなっていきます
が、開演まで 2時間もあるのにもうお客様が並び始めています
下関からタクシーで来られたとのことありがたいことです

下関では4年前まで下関酒造のライブハウスで行われていました
お酒、おでん唐揚げ、フグ寿司などなどみなさんにお楽しみいただきました
その流れを汲みこの川棚温泉コクトーホールに代わってからも
この豊浦大河内地区で作られた清酒「大河内」とおつまみが振舞われます
出番前にこの大河内いただきましたが美味しいお酒です

この大雨、大風に関わらず
開演前にはたくさんの方々がおいでいただきほぼ満席で
16:00 開演
仕込んであるステージ脇の照明、天井近くからのスポットライト
天井高く広い会場なので照明が映えます
しかし踊っていて暗闇の中で
ステージ脇のカラフルな照明が目に入るとクラっと方向を見失います
次から練習でも暗闇の中で踊る訓練も入れましょう

ファンダンゴスの演奏
ミロンガでのタンダごとの演奏を繰り返してきているためか
ダリエンソの激しいリズム
デサルリやフリオデカロのような柔らかい音
ピアソラの強弱の強いうねりを見事に使い分け
力が抜け踊りに沿わせるような演奏の空気が会場を包みます
お客様も踊れる踊れないに関わらず
ミロンガの空気に身を任せ一体になっていきます

この踊りと一体となる流れる音に見事にダンサーは
踊らされてしまいます
タンゴも Tus Parablasのような静かな曲
Este es el Rey、7月9日、Pacienciaのような強いビートの曲
リベルタンゴ、BsAsの冬のようなウネリ
ミロンガでパジャドラ、レリキアスの細かいリズム
ワルツでパイサヘなどなど踊り 11曲
心地よく踊ります

なのであああーー楽に踊れているなあと感じるのですが
終わった後は全てを吐き出させられたようにグッタリ
足腰背中どこに来たと感じることなしにただただグッタリ
ブエノスアイレスのミロンガで朝まで心地よく踊ってグッタリ
という感覚とまったく同じグッタリです