淡路町コモンホールでの デモを終えて
タクシーで 銀座の タンゲーラへ
20:30 に 到着すると
トリオ ロス ファンダンゴスの 第1ステージの終わり
ここには 札幌で お世話になった 吉田のアニキと
ジョーさんが 同じような服装で
やはり このお二人 が 一緒にいる風景がいいですね
DJは オズワルド
オズワルドとは もう10年以上前に
ブエノスアイレスのプルポのフェスティバルに出演した時に知り合いました
フェスティバルの打ち上げ後 彼の家で 料理 飲み会をしたり
そんな彼と また 日本で 会えるのですから うれしいものです
そして 演奏は トリオ ロス ファンダンゴス
20年近く タンゴの節句ツアーを やっていますが
あまり東京では やる機会がありません
ここで ダンサーに ワタシたちを呼んでくれるギューさんの 粋な計らい
うれしいですね オズに 見守られながら
ファンダンゴスの 演奏で 踊る
(写真 青山義則さん)
ファンダンゴス第2ステージの アタマに
LOCA と 悪魔のロマンスで 踊ります
ファンダンゴスの LOCAが どんなに早くても
セステートマジョールで 練習してきましたから 大丈夫
ですが ハアハアハア と 息は 上がります
プルポのステップ 満載
グスタボ ナベイラ先生の4 サカーダを成長させた12サカーダも
オズも プルポとは 親友でしたから 嬉しそうに見てくれています
ダンス 終了後 仙台から 戻ってきた ギューさんが
ワタシたちの 踊りの 解説をしてくれます
今のダンサーが 知らない プルポの ステップ
グスタボ ナベイラの 4サカーダ
ケンジ&リリアナは そんな時代を知っている 現存するダンサーですと
ギューさんも ファンカルロスさんも
そんな古い時代を大切にしているダンサーです
そして この日のミロンガには
ギューさんと ファンダンゴスを 結びつけた
並木恵さんの遺品が 飾られていました
並木恵さんは オルケスタ横浜のバンドネオン奏者として
ブエノスアイレスで プグリエセとともに演奏し
そして タンゴダンサーとしてもみんなに愛されていました
6年前に ALS という病に倒れ 今年の2月に天に召されました
それを ギューさんが 涙に詰まりながら お話します
ファンダンゴスも 毎年並木さんの家に行き
枕元で 演奏を続けていました
そんな人を結びつけていった恵さんに人柄を
奥さんのセッちゃんが 話します
そして ファンダンゴスの演奏で オズワルドのDJで 人が繋がっていきます
ファンダンゴスと オズと 並木恵さんと 、、、
アジアから世界からの タンゲーラたちと
淡路町から 銀座へと 2つのミロンガでデモをやらせていただき
空間と時間と 音楽とで 人が結びついていく
そんな この日の ワタシにとってのタンゴの日でした
ワタシ 先月から 引越しして 終活を始めましたが
残りの人生は タップリ タンゴに浸ります
みなさん 踊ってくださいね
渋さ知らズや ジャズをいつも聞きに行っている音楽愛好家のあおやんが
「ミロンガ」って 何ですか? と facebookに 投稿したところ
リリアナさんが 一度 見に 来なさい 、自分で感じなさいと
踊れないのですが この日の ミロンガに来て
彼の繊細な心と 文章で その感想を 書かれています
その新鮮な目で見た感想を facebook以外の方にも読んでいただきたく
載せさせていただきました
【TANGUERA SPECIAL MILONGA】
Trio Los Fandangos(演奏)
Kenji &Liliana(dance)
Osbaldo(DJ)
ってまぁなんだかそんな雰囲気でぇ、トリオロス・ファンダンゴスが『東京ツアー2018』と題して東京エリアに来ているので、見に行く事に。
トリオロスファンダンゴスの演奏を聞くのは2014年9月に、なってるハウスでやったリマタンゴとの対バン企画の時以来2度目だったんだけど、
FBから流れてくる情報を頼りに色々と舞い込んで来るキーワードの中に『ミロンガ』という聞き慣れないワードがちらほら。。。
『ミロンガってなぁに?』っとFBでたずねてみっと、リマさんが「ダンスパーティーの事だよー!」って教えてくれたのに対し、さやかさん@リリアナ先生は「ミロンガと書いて 世の中 と読むのだよ」と諭してくださいました。笑
ふむふむーなるほろ~
社交ダンスのパーティーみたいなもんだねー!!
っと、なんとなぁ~く理解するも、なんだかあーいったパーティーって、男の人がスーツ&Yシャツで、女の人がドレスを身に纏っているイメージがある。。。
はたしてオレが普段着ているちんちくりんな格好で行ってもいいのだろうか。。。って疑問がすぐに浮上してきたっちゅーもんで、谷本さんにメールして、どんな格好で行ったら良いのかアドバイスをしてもらいました。
っちゅーか自分、普段あんまボタンをとめるシャツみたいな洋服をあんま着ない人間でしてぇ、こりゃ~大変だ!!っとばかりに洋服ダンスの奥の方からなんとか長袖のシャツを発掘し、着ていったんだけど、なんかいかんせん最近全く着ていなかったもんで、古い布みたいな匂いがして嫌だなぁ~思っていたけど、なんだかだんだん匂いが無くなってきて良かったなぁ~
そんなこんなで会場のタンゲーラに辿り着いたのは、ファンダンゴスが演奏を始める30分ぐらい前か。とりあえず入り口の所で受付を済ませると、一番端っこの隅の所に座って辺りの様子を観察しました。
そしたら曲が変わるたんびにパートナーを替えて男の人と女の人がペアになってダンスをしてました。
そんで、曲が終わるとまたすぐに次の曲が始まり、代わる代わるダンスが繰り広げられていくので、喉が乾いたのに会場の一番奥の所の飲み物コーナーの所に行けズ、しばらく何にも飲まずに過ごしていたんだけど、しばらくしたら、すがこさんも遊びに来て、飲み物を取りに行きやすいチャンスなタイミングとか、色々と教えてくれたので、なんとか無事に飲み物をゲットしに行く事ができたけど、飲み物コーナーの所に居た人に「ビールなどいかがですかー?」っと聞かれたので、それじゃあビールで!!っとお願いしてビールを飲んだら、けっこーいい具合に酔っぱらってまいましたぁ~~
そして、数珠繋ぎ的に流れるタンゴの曲に乗せられ、フロアー内で踊る大勢の人達。
そんな人達の様子を敏感に察知し、膨大なタンゴの曲の中からタイムリーにベストな曲を選曲して流し、ドラマチックに会場内の空気をオーガナイズするDJオズバルトさんの素晴らしさも、これまたすがこさんが熱く語ってくださって、なるほどなぁ~っと思いました。
もしその話を聞いていなかったら、絶対に素通りしていたオズバルトさんの素晴らしさも感じる事ができて、すがこさんにはとても感謝感謝でした。ありがとーございましたっ
そしてそして、そんなこんなで自分的にはただただ新鮮な世界で、そんな会場の中の様子を観察しているだけでもとても興味深く楽しかったんだけど、
いよいよお待ちかねのファンダンゴスのお三方が登場。
卵からピヨッっとひよこが誕生し、初めて見る動く物体を親だと思う本能みたいに、やっぱ自分の中でのタンゴって、なってるハウスで初めてタンゴという曲をガッツリ聞いたリマタンゴがタンゴど真ん中だった一昔前。
そんな中、対バンで登場した時の稲妻が走るようなその衝撃的な出会いだったファンダンゴスのお三方の、その切れ味鋭い真っ赤な薔薇を想わせる情熱的な演奏を聞き、衝撃を受けた鮮明な記憶があまりにも脳裏に強く焼き付いていて、四年の歳月を経て再度触れたファンダンゴスのパフォーマンスに、全身の毛穴が逆立つような鳥肌スタンディングオベーション状態。
登場するやいなや、一曲目の曲の演奏の終了と共に、会場に怒号の様に響き渡る会場中の人達の歓喜の声に、
「あぁ、、、今日の自分は、これが聞きたくて此処に来たんだ。。」
っと、少し涙が込み上げてきた瞬間でもあった。
そこからは、谷本さんの老獪な面白可笑しいトークも交え、いわゆる自分の持つイメージそのままのトリオロス・ファンダンゴスの世界観に包まれ、会場中で楽しそうにダンスをする人達。
自分はなにも分からないので、踊る事ができない。
もしかすると、ってゆーかたぶんきっと、あの会場に居た全ての人の中でも、たぶん踊る事ができないのって、オレひとりだけだと思ったんだけど、
踊れない自分を悲観視するような気持ちはまったく無かったし、むしろそこに居れた事自体を満喫し、楽しむ事ができたって思う。
それからしばらくした後、みんなもお待ちかねのケンジ&リリアナも登場し、ダンスを披露すると、その動きのひとつひとつに歓声を上げる周囲の人達。
なんかもうぶっちゃけた話、ダンスの事は何も知らない自分からすると、見た目がド派手な大技以外の細かい所は、イマイチよく解んない感じなもんで、周りの人達が何にそんなに歓声を上げているのか解んない所も有ったり無かったりな感じだったんだけど、
それって裏を返せば、ケンジ&リリアナのダンスを注意深く観察する中で、周りの人達の歓声を上げた瞬間が、お二方のダンスに対する見所だったというバロメーターにもなるって思った瞬間から、ふむふむなるほど!っと感じる事もだんだんと増えてきたりもして、しだいにお二方のダンスに対する面白さも増していったように感じたのと同時に、改めてケンジ&リリアナのダンスが凄いんだなぁ~っと感じたりもしました。
そんなこんなで、自分の知覚センサーに触れた事のひとつひとつがとても新鮮で、たぶんニヤニヤしながら椅子に座っていた自分に対し、面識のある方達やそうでない方達もちらほらと、声をかけて下さったりもして、なんだかとても有意義な一時でした。
知らない女性の方から「踊らないんですか?」と聞かれ、その旨を伝えると、その時一緒にいた別の女性の方が「やっぱり!なんか、そうなのかなぁーって思っていたんですよっ!笑」っと言われたり、
後からすがこさんから教えてもらったんだけど、プロのダンサーの女性の方にも声をかけていただいたんだけど、やっぱそんな感じのやりとりをした後に、「ダンスに興味を持って自分も踊ってみたくなったりしたら、また遊びに来て下さいねっ!」って言われたりもして、、
ファンダンゴスのお三方、そしてケンジ&リリアナの存在を抜きにしても、あの時の空間、そして自分が今まで知らなかった世界、『『ミロンガ』』に対しても、とても楽しめたというか、、、
嗚呼、これがミロンガなんだねっ!!
って、谷本さん、リリアナさん、すがこさんに挨拶をして、まだまだこれから情熱的な熱い夜『ミロンガ』は続いていくって所ではあったものの、帰りの電車の都合もあって、一足お先に会場を後にしようと、入り口のドアに手をかけた瞬間、ミロンガって言葉の意味を深く理解できたような感じがしました。
いやぁ~、ってゆーかさぁ?、
あーゆー自分の全く知らない世界にひとりで足を踏み入れるのって、けっこー精神的エネルギーを使うやねぇ~。。。
帰りの電車に揺られながら、改めて今日1日の出来事を振り返ると、そんな疲労感も心地好く感じたりもする、そんなミロンガな1日でした。
ノ アブロ エスパニョール ビエン
だけど、だけど、
これだけは本当に心の底から伝えたい
トリオロス・ファンダンゴスのお三方、
ケンジさん、リリアナさん、
そしてすがこさん、
気にしてくださって声をかけてくれた方達、
ムチャス グラシアス!!
どうもありがとう!!
最高な1日でしたっ!!
お久しぶりのブログでタンゴの強い絆で繋がっている皆様に感銘を受けました。また紹介されていたフェイスブックの方の思いは、黒石でタンゴのライブをはじめて見て最高の一日と思った自分自身と重なります。リリアナさんはますます輝いて美しく!ケンジさんは残りの人生タンゴに浸るとあり、ますますダンスを進化させていくエネルギーに満ちていて、これからのケンジさんにワクワクしています!集合写真の皆様もオーラ全開で輝いていますね。そしてリリアナさんか言う世の中って奥が深いですね!ブラボー
斎藤さん、ミロンガは またツアーや コンサートとは 違った世界です。アルゼンチンタンゴは 演奏を聞いて楽しい、踊りを見て楽しい、歌を聞いて楽しい そして 踊る人が 集まるミロンガ が 楽しいと いろいろな 楽しみ方が あります。
すべての人に 楽しんでいただきたいと これからも 頑張ります。