山の朝は 寒い
天気予報は 快晴なのに
山は霧でおおわれている
6:30に起き 7:00朝食
朝から心尽しのおかずに ご飯が美味しい
川辺を散歩していると 2階に泊まっている
外国人の2人が 手をふってくる
熊野にも 外国人が多い
バスを使って移動している人は ほとんどが 外国人
それも アジア系の方々ではなく 欧米系
皆 ストックを持ち 山歩きの装備をして来ている
熊野古道を すべて歩き そして
ピレネーから スペインにたどる
サンティアゴ デ コンポステーラ 巡礼の道を歩く
そんな人たちが熊野を訪れる外国人なので
よく調べてきているといいます
8:23のバスに乗り 山奥に入り 発心門王子ヘ
バスを待っていると 違う方向へ向かうバスの運転手さんも
どこへ行きますか?と声をかけてくれる
1本バスを逃したら 数時間はないので みんなが親切
その頃には 霧も晴れ 青空が広がってきました
熊野古道は 伊勢神宮からの伊勢路 高野山からの小辺路
紀伊田辺から海沿いに大辺路、山を行く中辺路
その他に 吉野からの修験者の険しい大峰奥駈道
などがあり 上 中級者向けの登山道
ワタシたちは もっともポピュラーな
初心者用の中辺路 発心門王子ー熊野本宮大社への道7km
発心門王子にお詣りし 9:03 出発
外国人の登山者数組、
日本人の中年のカップルは ガイドを頼み
歴史、土地の話を聞きながら ゆっくり味わいながら
熊野古道を 歩いていく
ワタシたちは ちょっと道に慣れ始めたら トップギア
脇目も振らず 修行僧のようにすごいスピードで歩き始めます
おそくとも 12:30には熊野本宮大社に着かなくてはいけない
集落をへて 山道に入って行きます
ワタシ同様の 趣味を持つ人も この辺りにいます
シダの多い 山道を歩き 1時間 伏拝王子の 茶店に到着
茶店で 温泉コーヒー と シソジュースで 疲れをとり 後半戦に
山の中を 歩いていると 木漏れ日の色
空気の すずやかさ、、、を感じて
美しい 気持ちいい という 言葉しか 出てこない
山道を登り下り して 見晴台という 案内の方へ行くと
眼下に 大斎原 の 大鳥居 が 見えます
大鳥居の後ろに そびえ立つ 紀伊の山々
そして熊野川
本当に 美しい眺めです
そして 案内板に ここから 夕陽が染める大鳥居と山々の美しさとありますが
ここで 夕陽を見たら もう真っ暗 どうやって下りるんだろうねえ
と 考えながら 熊野本宮大社へ
熊野古道からの鳥居をくぐり 八咫烏郵便局を過ぎ
檜皮葺き屋根の 見事な 熊野本宮大社 をお詣り
神の住む社から 下界へ 降りて行きます
そこからかつて 熊野本宮大社が あった大斎原へ行きます
明治の大洪水まで 熊野本宮大社は
この熊野川と音無川と岩田川が合わさる中州にありました
大洪水以降 現在の場所に移され 今は 大きな鳥居だけ
近づく ほどに
近づくほどに 大きくなり
そして 下にいるリリさんがこの大きさ
朝から 歩きつづけました 発心門王子ー熊野本宮大社