昨日の 大暴れのせいか 寝しなに 食べたせいか
うーーん 身体が重く 胃が重く 調子悪いなあ
まだ ファンダンゴスが 到着してから 一週間しかたっていないのに
この騒ぎですから 崎が思いやられる
とはいえ 先はあまりないので 全開ですっ飛ばしましょ
昼間は 谷本さんのバイオリンの弓の 消耗が激しく 修理をしようと
サルミエント通りの 弦楽器専門店へ
この通りは 楽器屋さんが 多く立ち並ぶ通り
残念ながら 期間がかかるということで 修理は断念
だましだましつかうということで だましの天才です
カジャオ&コリエンテス通りの角のCD屋さんで みなさんCDを買い込み
交差点の向かいの カフェに
このカフェ 去年一緒に来ていたヨギちゃんが
最後に あのカフェのステーキが食べたいと 熱望し 一緒に食べに行ったカフェ
ヨギちゃんは 歩いていてこの店のステーキを見て
密かに 最終日のプランを決めていた そうな
本当に 肉の美味しさが 味わえます
そのほか パスタや ハンバーガーも 美味しいんです
そのあと 宿に帰る組 と 靴屋さんネオタンゴに行く組と分かれて行動
アコーデオンのいわつさん またまた靴を買ってしまいました が
気に入った3足の 中から 1足ですから まだまだ自制心が働いています
夕方から少し 昼寝をし 夜中に備えます
今日は 人気ミロンガ サロン・カニングでの演奏とデモ
12時近くにタクシーに来てもらい 分乗して向かいます
キーボード、アコーデオンなどの大きな楽器 そして付属品に いすなどがあるため
かなりの荷物で移動します
第一陣は 無事カニングに到着しましたが
第2陣のりりさん 谷本さん いわつさんの乗ったタクシーが到着しません
タクシーに乗ろうとした際 タクシーから煙が出て 炎上して大騒ぎになっていたそうな
代わりのタクシーを手配してもらい 30分遅れで到着
夜中の1時過ぎに ぞくぞく人が増えていきます
5年前 このサロン・カニングで演奏した時は
6月ということもあり 閑散とした6分くらいの入りでしたが 今回は ほぼ満員
ミロンゲーロ親父たち や カルロス・コページョ、エドワルド・カプッシー、プルポ、カロリーニョ
有名ダンサーたちの姿もあります
ファンダンゴスが九州で知り合ったルイジやアナリア、ロドリゴの姿もあり
こちらで活躍している ミサキやラムちゃんの見に来てくれました
まずはCristian&Lilachのデモのあと
2時近くに ファンダンゴス登場
1曲目 弾き始めると 会場が騒然
「えーーこれが3人だけでの演奏なのかよーー」、「すごいエネルギーだなあ」などの声が上がります
普通 1曲目を聞き、2曲目から踊りだすねですが
みなさん 聞きほれて踊りだしません
やっと2曲目の後半あたりから チラホラフロアーに人が 踊り始めました
その後はファンダンゴスが繰り広げるタンゴに満員のフロアーが
楽しそうに翻弄されていきます
前夜 ミロンガ「EL BESO」で踊る人々を観察
踊る人たちを操る術を会得しました
ブエノスアイレスのミロンガでの 踊る人の波は ここでしか感じられません
狭い空間にひしめき合いながら ぶつかることなく整然と
ブエノスアイレスと同じく カオスの中の整合の中で 音楽に揺られ
ありったけのエネルギーをぶつけ合っています
ミュージシャンも この中に身をおいているだけで
知らぬうちに 踊る人 聞く人のエネルギーを感じ取れていくのでしょう
今晩のファンダンゴス 踊る人聞く人に もっともっとと思わせるような
不純物を濾過した水が 身体のすみずみに行き渡るような タンゴを与えていました
1曲ごとに ミロンガの中がウォーという歓声と 拍手
6曲目に 主催者のオマール・ビオラが出てきて「ゲストダンサー、ケンジYリリアナ」
ファンダンゴスとのフロアーを名残惜しそうに明け渡してくれます
そしてミロンゲーロ親父やコページョはじめ有名ダンサーたちが鋭い視線で見つめます
すごい勢いの 速さの 「台風」がスタート 風が 雨がフロアーに 吹き荒れます
これでもかーーの演奏 ファンダンゴスのノリノリが ビンビン感じられます
踊り終わっての ドッカーーンの拍手 気持ちいい
そして 静かな「オブリビオン」に・・・・・・
ファンダンゴスの生演奏のおかげで 心地いい緊張感を持続でき踊れました
まだまだファンダンゴスの演奏は続き 最後までミロンガの中は大喜び
おーとら、オートラ で 「レクエルド」
万雷の拍手の中で カニングの演奏は 終了しました
たくさんの人が 駆け寄ってきて よかった、すごかったといってくれます
ワタシタチは コミックタンゴの王様 エドゥアルド・カプッシーに
「すごくよかったぞ、面白くて笑いまくってた」と言われたことが うれしかったですなあ
帰ってきて朝5時 りりさんと谷本さんは 部屋で祝杯をあげています
ビデオで 台風をチェック 、自分でも笑い転げる出来のよさでした