寝ずの番

子供の頃から  一緒に過ごした   従兄弟がいました

ずっと  隣に住んでいたので、 兄弟同様に  いつもいるのが普通でした
彼は  故郷の親の仕事を継ぎ  弟と一緒に   会社を大きくしていきました
トトロのような  大きな身体に   似たような体型の娘と息子を抱えて
いつも   ワタシの母の  ところに 遊びに来てくれました
ワタシが帰郷する時は   いつも   うまいワインや  焼酎を持ってきてくれます。
母が 病に 倒れてからも  従兄弟たちがいたので、 ワタシも安心でした
その彼が  先月末  脳出血で入院したと聞き   ワタシは驚きました
見舞いに  行ってみると、 身体に障害が残っているものの
リハビリを頑張れば   かなり回復するだろうと 思いました
ワタシたちの目の前で倒れたレイモンさんの場合はもっとひどかったからでした
それが  あの奇跡の回復ぶり
記憶力はますます冴え渡り、話しっぷりはもう以前以上・・・・・
だからワタシも  その回復ぶりをイメージし安心していました
そんな矢先   彼の母、叔母から電話があり
急に病状が  悪化し   亡くなったとの   連絡が入りました
えーーウソだろう   もうリハビリに入って
そして近々   リハビリ専門の病院に   転院  するっていってたのに・・・・
ワタシよりずっと若い彼がどうして、何で!!!!!
今もそうですが、どうして?何で?という言葉が頭の中を渦巻いています
すぐに帰郷し、寝かされている彼に会い
叔父叔母、彼の奥さんと大学生になった子供たち、弟夫妻に会いました。
みんな憔悴していました    本当に彼の存在の大きさがわかります
通夜に出て、家族と一緒に  線香を絶やさぬよう寝ずの番をし     
朝一番の 電車で   東京に戻って来ました
オリジェーロがあったため、告別式は残念ながら  出席できませんでした
何かあったら  リリさんやスタッフの方達に   お任せできるのですが
オリジェーロ用の   荷物や機材や音源は   ワタシところにあるので
やはり  帰るしか  ありませんでした
オリジェーロ   たくさんの   人が  来てくれました
ありがとうございました
おかげさまで   いいミロンガが出来ました
そんな気持ちの時でしたから、 皆さんの顔を見るのが   本当に嬉しかったです
みんなと 普通に会い、普通に話し、普通に踊り・・・・・・
何気ないことが   こんなに素晴らしいことだったんですね
みんなと  心を込めて踊りました
人生  いつ  何が あるか   わからないのですね
人生って    儚いものなんですね
だからこそ、 一時ひとときを   大切に  楽しんで   いきますよ

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