おととい ロス・タンゲーロスの ピアニスト大塚典さんの 訃報を ききました
昨日 その お別れに 行ってきました
弟さん や ご身内の方々
そして 京谷さんはじめ タンゴ界の人々に 見守られ
大塚典さんは 旅立っていきました
ジャズピアニストとして活躍する弟さん
「いま私があるのは 兄のおかげ。
タンゴは私のほうが先に始めたのですが
お前は ジャズをやれ という兄の一言で
私は ジャズを やりました。」
という話や
京谷さんからの 大阪時代の昔話
鬼才大塚典さんを 偲びながらの おだやかな お別れの会でした
ワタシが タンゴをはじめたころ
六本木のカンデラリアに 大塚さんの演奏を 聞きに行ったことがありました
そして ここ10年は
浦和のタンゴショーで いつも ご一緒させていただきました
最初 音源をいただきに 行くとき
突然 電話が かかってきて
「もう ケンジさんの 家の近くにいるよ。いいねえ、このあたり。
広い公園だねえ、散歩しようよ。」
と フットワークの軽さに おどろかされました
一緒に食事をしたとき
「ここはお肉が美味しいところなんだ。
お肉、お肉お肉食べなあ あかんよ、お肉!!!」
と その食欲に おどろかされました
浦和のタンゴショーで コンサートの最中
譜面を忘れたと 突如 いなくなってしまいました
ほかのメンバーも それを追って いなくなってしまいました
若いタンゴミュージシャンを 育て
みんなに 面倒をみてもらっていました
お会いすると
「ケンジさん いいよ、あなたいつもいいエネルギー出している
今年は 運勢が いいよ。」
と いつも かん高い声で 心地いいホメ殺しに あっていました
あれも これも マイペース な 鬼才大塚典さん
日本の タンゴを 支えてきた 貴重な人が 逝ってしまいました
大塚さん ありがとうございました
さようなら