ブエノスアイレス13日目

昼過ぎに 歌のレッスンに ガブリエルの ところに行く
 
行くバスの中 は とても騒々しい
人々が たがいに 語り合っている
そして 妊娠している女性が乗ってくると
口々に 「妊婦の方だよ、誰か席を空けておくれ」と叫ぶと
3つか4つの 席が空く
 
その中の様子を リリさんは 録音して 楽しんでいる
 
ガブリエルの アパートの近くの スタンドカフェで コーヒーを飲む
そこは「Mr.TAXI」という タクシーの運転手さんの たまり場になっている
手軽で 早くて 美味しそうなのである
昼過ぎのMr.TAXIは 満員で そんな運転手さんたちが
情報交換やら 小話をしている
「おっ アルゼンチン人かい??じゃない!!
あそこにいって 注文するんだよ」
と 昔の 江戸っ子のような 親切さで話しかけてくる
 
その様子を また りりさんは 録音して楽しんでいる
 
歌のレッスン
今日のお題は「COMO DOS EXTRANOS」
ミユキタンゴで イチロウさんの ギターで歌わせてもらっている曲である
 
ガブリエルの レッスンで スムーズに 流れるようなイントネーションになってきた
最近ガブリエルは オーケストラの仕事よりも
ギターの弾き語りの仕事で ヨーロッパを回っている
だから ワタシも 大げさな歌い上げるようなタンゴバンドの歌手ではなく
彼のような 繊細な 弾き語りの歌い方が 合っている
 
耳で聞き 自己流で タンゴの歌を 覚えてきたが
(かつては ボイストレーニングにもいっていたが)
やはり ブエノスアイレスで 自分にあった歌手の 指導を受けると
いままで 作ってきたものが 氷解し より やわらかなものになっていく気がする
 
 
歌のレッスンが終わり サルミエント&エスメラルダの
アウロラ・ルビスのスタジオへ ヤギとミッシーの靴を買いにいく
アウロラは ワタシが タンゴを踊りブエノスヘ来るきっかけとなり
いろいろお世話になった 大切な人だ
 
その彼女も 病で大変だったりしたが
いつもどおり 元気な彼女にもどっていた
ほかのダンサーにしてもそうだが
知っているダンサー、世話になったダンサーが病になっている話を多く聞く
悲しい話だ
 
先日 カニングで 久しぶりに プルポにあった
また プルポズフェスティバルを はじめたから また来いよ と言ってくれる
そんな彼にしても 肝臓を 手術したりで 顔色が悪い
がんばってくれ プルポ
 
レモンケーキの 大きなやつを買い
ワインの 上等なやつを買い
古くからの友人の マリエラのところを たずねる
二人の娘は 4歳と 7歳になっていた
彼女らが 生まれたときは たしか ワタシのほうが スペイン語は話せたと思うのだが
いまでは ぺらぺらと ワタシのわからない 言葉を話している
 
 
アルゼンチンでは 国で 子供一人ひとりに パソコンを支給しているという
この日は 下の4歳が パソコンを もらってきた日
こんなに 小さいのに もう ノートパソコンを使いこなしている
日本では どうなのでしょうか??
 
お父さんの ベトもきて 一緒に 夕食
 
 
いつもは 安いワインなのだが 奮発して 買ってきたワインは 美味しい
 
帰国までは すこしいいワインを 飲もうと思う
 
この ベトとマリエラ ワタシが はじめて ブエノスアイレスに来たときからのおつきあい
だから もう 20年になる
上の女の子に 「このおじさん いくつだと思う??」と聞いたところ
「43歳かな」と うれしいことをいう
 
ブエノスアイレスに来て この友人たちに 会い 食事をするのは
自分の20年を 振り返る かけがえのない 楽しみです
 
 
 

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