「大山詣り」という落語がございます
江戸時代には 庶民はお金を貯めて お伊勢詣りをしましたそうです
そして
関東では 大山詣り 関西では 野崎詣り が
落語の話の中に のこっております
「新宿から 下北沢を しりめに どんどん西へと出てまいります
野辺へ出てまいりますと 春先のことで
空には ひばりが ピーチクパーチク ピーチクパーチクとさえずり
下には れんげタンポポの花盛り
陽炎が こう燃え立ちまして 遠山には 霞の帯を引いたよう
麦が青々と伸びて 菜種の花が いろどっていようかという本陽気
そこへ やかましゅうやってまいりましたは リリアナ ケンジの二人連れ
その道中の 陽気なこと!!」
これ 「大山詣り」じゃあなくて 「愛宕山」の出だしですがな
それも「ちりとてちん」の・・・・
そんな具合に
新宿から 7:00の急行に 乗り 伊勢原に
伊勢原から バスに乗り 大山ロープウエー口に
そこから ロープウエー乗り場まで15分上ります
階段の参道脇に
茶店や お土産屋さんが 並んでいます
以前登った 高尾さんは600m弱 今回の大山は 1200m
倍はありますが 中腹の 阿夫利神社 まで ロープウエーで
これがまた 急な ロープウエーなんですよ
阿夫利神社下社に お参りしたあと
その後ろにある 登山口から 登り始めます
数名の 登山者と 陽気な若者4人組が 一緒に登り始めました
リリケンシアターの疲れからか お酒のせいか
リリさん 初っ端の坂道から 「疲れた– づがれだー」を連発
急坂で すぐに 汗びっしょりになります
登山道には 石柱に○○丁目 と 表示されています
やっと6丁目 山頂が28丁目
まだまだ です
登っていくと 雪が多くなり
岩と アイスバーン に立ち往生 気をつけて登っていきます
途中 視界が開けて 富士山が 21丁目
空気が澄んでいて きれいな富士山に 感嘆の声が上がります
だんだんと雪が多くなり ストックを持っていないと 登りきれません
ひたすら 登っては休み 登っては休んで 頂上へ
眼下には 相模湾 反対側には 富士山
さあ 頂上で お昼御飯を 食べましょう
バーナーと鍋を 持ってきて インスタントラーメンを作っている若いカップル
もっと大掛かりに 野菜や油揚げを煮て うどんを作っているおじさんたち
山の 昼ごはんは 楽しい!!
あれっ?? リリアナさん お弁当は??と問うと
朝 電車の中で 食べちゃった とのたまう
えーーーウソでしょう 山に登るのですから
山頂での お弁当は 必須だと思うのですが
私の お弁当を 半分わけ お茶を飲んで さあ 下山へ
登りも大変でしたが くだりは急坂の上 アイスバーンと 泥沼になったところが
8丁目の夫婦杉 まで 下りてきました
下社の前に 茶店が3軒並び 登山客に声をかけます
登る前最初に 声をかけてくれた おばちゃんの 店へ
地酒と おでんと カレーうどんで 身体を 温めました
正月には 数万人の人が 訪れるといいます
今の季節は 人も少なく いい時期です
新宿から 小田急線 バス ロープウエーのついたフリーパスが¥2140
これで 一日が 満喫できる 「大山詣り」 最高です
しかし 屋久島登山のためには
もっともっと訓練が 必要です
つぎは どの山に 登りましょうか・・・・・・