楽市楽座の 井の頭公園公演があり
トリオ・ロス・ファンダンゴスが東京が過ぎ
もう 今週から ミユキタンゴの 四日市 と焼津公演へ
先日は NHKBSプレミアム「東京ディープ」雑司が谷編に
映っているということで 楽しみにしていたら
ホンの数秒、、、予告の方がたくさん出ていたね
5時間近く撮影して 数秒だから テレビってすごいなあ
それでも それを見ていた 昔の生徒さんたちから
連絡があり 近況を知らせていただきました
なつかしかった
早い はやい すべての事が
予定から 現実になり 過去と なっていく
いいことも 悪いことも 折り重なってやってきては
積み重なっていく
禍福はあざなえる繩の如くと
長い長い 縄になってきました
そう 20代後半にプロテストを受けて
社交ダンスの 先生に なったわけですが
ダンスを はじめて 1年くらいでは 何もわからないし
なにもできない、 踊れる身体にもなっていない
ふつうは サークルかグループで何年かやって
アマチュアで 教えられるようになり もしくは
競技会の選手たちは もう 大学のダンス部で
徹底的に鍛えられた人が プロになるので
ほんの 1年くらいやって 試験に受かったからって
それだけでは 先生に なれないですよね
デスから スタジオの 先輩たちに 教えてもらい
アシスタントをしたり しながら 先生になって いくのですが
その時 そのスタジオのオーナーが 新しい教室を出すので
ワタシはその 新しい ところに 行かされたのですね
本拠地の スタジオは 忙しく
10人ぐらいの先生が いつも 働いていました
はああ 人手不足 だから ワタシに 声が かかったのですね
全く新しいスタジオに 常駐の新米の先生
オーナーや 他の先生は たまに 顔を出す程度、、、
ふつう スタジオを出す時は たくさんの生徒を持っている先生がいて
その賑わいで あっ こんなところにダンススタジオが ってなもので人が来る
なのに 新米の 先生だけでは 人が来ない、、、
たまに ドアが開いて お客様が 入ってくると
ダンス歴を聞かれたり また ダンス歴を伺ってみると
A級の⚪️⚪️先生のところで 6年ばかり、、、とか
そんな人がなんでワタシの ところに来るのですか！！！
もちろん 初心者の方など滅多に来ない
いらっしゃるのは 猛者ばかり
サンバがやりたいの、ジャイブがやりたいの と言われても
そんなのはやったこともありませんでしたし 試験には 出ません
夜スタジオを閉めて 本拠地のスタジオの先生に 教えてもらい
次の日に 教えても 付け焼き刃 に 付け焼き刃
もう 自分の 無知、経験のなさが イヤになりますが どうにもならない
必死で 有名な先生のレッスンになんども何度もしつこいくらい通いました
月の給料は すべてレッスン代に 消えていきました
もう スタジオのドアが 開くのが 怖くて 怖くて
ストレスで 胃が 痛くなりました
生まれてから ただ もう ボーっと過ごしてきた人生ですから、、、
そんな仕事を変えたり環境が変わったりの 変化の時に
しかも 思うようにいかない空回りのマイナスの変化の時に
魅入られたように まさかの 魔 が 襲いかかってきますよね
まるで 弱っている 小動物の 襲いかかるかのように
まずは 腸閉塞
ダンスの仕事に変わったその年末
帰省して 食べた刺身の中に アニサキスというと虫がいて
それが 腸壁に 刺さって 腸が腫れ上がり
下に出て行かないため嘔吐を繰り返す七転八倒の苦しさ
森繁久彌さんが これにかかり新聞に出てから知られるようになりましたね
新鮮なイカやカツオに多くいるらしいです
ふつうは 胃酸でやっつけてしまうのですが
身体が弱っていると 腸までいって 腸閉塞をおこします
大晦日 友人のところから 帰ってきてから 痛み始め
もう 元旦は トイレで 便器を抱え込んだまま 迎えました
朝 このままでは 死ぬな と 感じて
自転車に乗って フラフラになりながら 知り合いの病院へ
大きな病院で 運よく外科部長が 居合わせてくれたおかげで
緊急手術に ,,,手遅れになって 腹膜炎でもおこしていたら オダブツ
のギリギリのところでした
本当にでしたら 大晦日 友人のところで年を越す予定でした
何か 嫌な予感がして 帰ってきたら このありさま
でもまあ 帰ってきたり 外科部長が 居合わせてくれたりと
まさかの魔の中の 幸運といえましょうか
従兄弟に 付き添われてきた 両親は
元旦のひっそりとさみしく暗い東京を見て ダメだと思ったそうです
全治2ケ月、、、、
さあ 一からやり直し と 気合を入れ直しても
まさかの魔 は 取り憑いたまま
8ヶ月後 テニスの最中 靭帯損傷で 全治2ケ月
8ヶ月後 自転車事故で鎖骨骨折で 全治2ケ月
8ヶ月後 ⚪️⚪️ 漢字で2文字 ⚪️⚪️⚪️ひらがなで 3文字
全治どころか 一生 負った傷ですなあ
本当に こんな時は 自分の情けなさ ダメさ あざとさ イヤらしさが
薄っぺらなペラペラな自分が全部 出てきます
しっかりと 自分自身の姿を見てしまいました
2年間に 次々 と 訪れる トラブル
それまで 怪我にも 病気にもならずに 平々凡々と 過ごしてきたきたのに
なんでえ、なんでやねん、、、、、、
ワタシ 運が良かったはずなのに なんでやねん
なに 悪いことしたん？？
と 嘆き暮らす 日々
好きなダンスもできず 焦り と 怒りと ため息の悶々もん
人生って こういう事が おこって ふつうなんですね
一寸先は闇 好事 魔多し 寸善尺魔
もう 辞める覚悟で 本拠地のスタジオに 戻してください
でなければ 辞めて 他に行って やり直したいと、、、直訴
ここが ソコだったのでしょう、 底 、ズンドコのどん底
それ以後は 病気も怪我も ウソのようにしなくなり
スタジオでは 一番 働く事ができるようになりました
その後 タンゴと出会い リリさんと踊り
日本各地 世界の国々で 踊れるようになるなんて
夢にも 思いませんでした
今 の自分や自分の 目の前にあるものは
昔の自分の体験 や 人のつながりの中から
出来上がっているものなのでしょう
因と 縁 ですね
だから やっと 今が 好きですね
ワタシの まわりに いてくださる人たちに
それを感じます
