母の話

昨日から花粉がすごいですね
またこの時期が来てしまいました
 
あわてて花粉鼻ブロックのクリーム、鼻の穴にいれるノーズフィルター
花粉用メガネを買いに行きました
花粉の着きが少ないウインドーブレーカー、リリさんに買ってもらったゴアテックスの帽子
そんな姿で自転車に乗っていると 不思議なおっさんになってきています
 
先日 母の一時外泊に付き合ったとき
しきりと彼女は靴を買って欲しいと言っていました
「でもね また明日病院に帰りますし まだお母さん外を歩けないでしょう
だから歩けるようになったら買いましょう」
と言うのですが 母は納得しません
病院で履いている上履きが好きではないのでしょう
 
「新しい靴がなじむかわからないし 慣れない靴でころんだらどうするの?」
と言っても靴を買ってくれと言って聞きません
ワタシが相手にしないとみるや 友人にお金を渡して頼んでいます
友人の人もどうしたらいいのか困ってしまいました
 
この話を吉祥寺のクラスの後居酒屋で話すと
ワタシを囲んでいた女性たちは口々に
「それは当たり前よ!女性にとってお洒落 特に靴は大事よ!」
 
「だって外を歩けないんだよ・・・・・」
 
「歩ける歩けないじゃないの 気持ちなの!いい靴だったら歩こうと意欲的になるじゃない!」
 
「だって靴を履くのにも大変なんだよ かがむことが出来ないし・・・
あのズック靴が便利に思うけど・・・・・・」
 
理学療法士をしていてそんな患者さんばかり診ているOさんも
「あの靴 最悪!!」
 
「だって・・・・便利で・・・入院して・・・・・・」
 
「あのイメルダだってあんなに靴持っていたでしょ!!靴は女の心なの!!」
なんかワケのわからない話になって行きます
・・・・女性の気持ちなのか・・・病人の気持ちなのか・・・まだまだ理解できないワタシでした
 
母は病院では一人でトイレに行けますが
手すりのない実家では便座に座るのも立ち上がるのも出来ません
一ヶ月の入院でだいぶ筋力が落ちてしまいました
夜中数回トイレに行く時は ワタシを起こし 同伴しました
 
夜中に起こしてゴメンねゴメンねと母は言うのですが
子供の頃はミルクを飲ませてもらったりトイレに連れて行ってもらったり
母に面倒をみてもらったんだろうなあという風景が心の中に浮かびました
 
母が退院した時の手すり、家具などいろいろ考えが浮かびます
どういうように替えようかなあ 今のように掘り炬燵は使えないし
アマゾンであのイス テーブル買おう
 
実家での動きがいいように自転車を買いました
 
駅前のちっちゃな自転車屋さんに白いミニベロがありました
「これ見てもいいですか??
東京に住んでいるんですが 母が病気で この町で走り回るのに自転車欲しいんですよ・・・」
世間話をしているうちに 自転車屋のおじさん(といってもワタシより若い??)
「これ去年の型なんで おまけしちゃおう チョきりでいいよ!」
去年??今年ったってまだ2ヶ月しか経っていないしネエ
¥12980 でチョっきりだったから \12000かと思っていたら ¥10000でいいって!!
「今度来るまでに防犯登録して仕上げておきますから大丈夫ですよ!!」
 
さあ 白い自転車で会いに行きますよ お母さん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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