「エンリケ マリオ フランチーニに捧ぐ」

フランチーニ=ポンティエル楽団のCDを聞いてお酒を飲んでいる

写真ネットより

今日 雑司ヶ谷エルチョクロで
タンゴ研究家の西村秀人さんが 企画する
「TRIBUTO A ENRIQUE MARIO FRANCINI」フランチーニに捧ぐ
のライブに 行ってきました
観客の入った 生のライブに行くなんて ひさしぶり
エルチョクロも 配信ライブだけの時と変わって
お客様が入ると 一人一人 パーテーションで仕切り予防対策万全
以前は40人以上入っていたも 限定10名の入場者
西村さんの企画  はじめて参加しましたが 本当に面白い
レコードコンサートでは  各演奏家 、楽団を中心に解説し  音楽を聴かせますが
それを 生の演奏で やるのですから
この日の 演奏は バイオリン 柴田奈穂さん  ピアノ青木菜穂子さん
バンドネオン鈴木嵩朗さんの  三重奏
写真ネットより
天才バイオリニスト フランチーニ (1916〜1978)の世界
世紀のタンゴCD集の解説本や  タンゴ100年史 を読みながら
西村秀人さんの  お話を思い出す
ブエノスアイレスから100kmくらい離れたサラテ出身
そこの音楽学校に少年タンゴ楽団があり
共演した 当時人気楽団のミゲル カローが  その上手さに驚き
プロになるなら自分のバンドに 来なさいと 誘い
ピアノのスタンポーニ 、バンドネオン ポンティエル
バイオリン フランチーニ と その少年楽団から加わり
40年代の ミゲル カロー楽団の 中心になっていきます
ミゲルカロー楽団は 地方出身が多く 小さな下宿での共同生活
そのメンバーのほとんどが 自分のバンドを率いて華やかに活動していきます
フランチーニも ポンティエルと一緒に 1945 年フランチーニ=ポンティエル楽団を結成
端正な二枚目で長身で 几帳面な ポンティエルと
短躯で 天才的バイオリン演奏以外は  社会生活に向かないフランチーニのコンビは
最高の 人気タンゴバンドとなって  10年 活動 します
ポンティエルと別れて 自分のバンドを3年で潰した後
60年 ピアノ オラシオサルガン  バンドネオン ペドロラウレンス
ギターウバルドデリオ  コントラバス ラファエルフェロと
スーパースターを集めた キンテート レアル を結成します
日本にも たびたび 演奏で訪れた フランチーニ
西村さんの話によるとフランチーニ その最後も
コンサートがはじまってすぐ倒れ
「私のバイオリン」という言葉を残して 亡くなったそうです
1 やってくる彼女を私は見た
2 秋のテーマ
3 明日は早く
4 東方のメロディ
5 友に捧ぐ
6 アサバーチェ
7 星空の下で
8 霊感
9 フランチーニへのプレリュード
10いつまでもここに
11 わが悲しみの夜
12 わが命
ほんとうに 興味深い 企画 楽しかったなあ
演奏家の方にとっても初めての楽曲もあるだろうし
音源のない曲もあるとのこと
また西村さんが 昔のレココンの時に頂いた 貴重なカセットテープ
その スタンポーニとフランチーニのデュオの音源をもとにした最後の3曲
青木菜穂子さんと 柴田奈穂さんが再現してくれます
そのカセットを 頂いた方は その後お見かけしないとのこと
人との出会い 音との出会い
またタンゴの 新しい?楽しみ方  が できました
ゴルフも楽しいが  タンゴも楽しい
次回は 11/20土
「シリアコ オルティス & フェルナンド テル   へのトリビュート」
これも面白そうだから 行ってきます

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