ワタシが 12:30に 江古田BUDDY に入った時は
もう メンバーが全員 集っていました
ピアノのミユキさんに コントラバスのシー様
リリさんに 今日の主役の イチロウさんまで
こんなに 早くから、、、、
去年の8月に 喉頭癌が 発覚 闘病生活のあと
7ヶ月 ぶりに会う イチロウさん
国立がんセンターで 抗がん剤治療と放射線治療
生命の不安に 声を失う不安、
抗がん剤治療で腕にシビレがおき
ギターが 弾けなくなるかもしれないという恐れなどと戦いながら
また 同病の 人たちとの ふれあいで 励まし合う日々、、
そんな体験をしてきて イチロウさんは
どう 変わったのだろうか
うむむむむ 全然 変わっていない
放射線治療のためか 声が 少々 かすれているが
そんな声を押して ガンガンガンガン シャベリつづける
マシンガントーク
曲順を 考えている ミユキさんに も ガンガンガンガン
「ねえ ちょっと静かにしておいてくださいよおおおお」
「あれ なんだい オレの話 聞けねえのかい!!」
ああ 久しぶりに 数ヶ月お目にかかれなかった あの 騒音が
いつもの やりとりが 、、、ぅるさあ、、めんどくさあああ
イチロウ 復活の ノロシが あがっています
なには ともあれ おめでとう
リハーサル
ここ数ヶ月 ギターの音ナシに
すんなり 上品な音を 奏でていた ミユキタンゴ
ギター、バイオリン不在の時に 弦楽器を一人背負っていた
シー様の 成長が 著しい 存在感 主張が 増しているコントラバス
ピアノの音を 抑えめに
久々の ギターが 入る ミユキタンゴトリオ
あれええ ギターの 音が変わって聞こえる
今まで トンがっていた部分が消え いい タッチで溶け込んでいく
演奏しながら 下から舐めあげるように
メンバーの動きを確認する その 仕草はそのままですが
その挑戦的視線は 影をひそめ 円やかな 落ち着いた視線を送る
ああああ 変わってる
本番 第一部は イチロウ劇場
イチロウさんのギターソロで 「スール」を 聞かせ
「ソレダ(孤独)」で リリさんが 白い衣装で踊り
「ボルベール(帰還)」でワタシたちのダンスを
次の曲は 歌を 頼まれました
ここは もちろん イチロウさんの闘病生活を語りながら
あのかすれた声を表現する「砂混じりのノド」
そして「想いの届く日」
戻って来てくれ という 想いの届いた日
ギター1本 でも 見事な イチロウ劇場 イチロウ復活
第二部 は
ピアノ、ギター、コントラバスのミユキタンゴトリオ
軽快な キレのある 久々の3人を 楽しむかのような演奏
すごいスピード感で 演奏者が ハアハア ゼイゼイ
全12曲を あっという間に 弾きこなしていきます
今年 はじめての ミユキタンゴライブ「イチロウ復活祭」
ありがとうございました
何か 変わって見えた イチロウさん
靴が 革の トレッキングシューズになっています
病気になってから 生活を変えねばと
カメラを2台買い,それを手に 朝から歩いて
写真を撮るのが楽しみになったそうで
facebookにも 爽やかな 写真を載せてくれますので
みなさん お楽しみにね
終演後 久しぶりに 5人で 打ち上げに
ここでも イチロウさん お酒はやめて ノンアルコールに
まあ 車ということもありましたが
病気後 タバコは すんなりと止められましたが お酒は ツライと
たまには 飲みますが その美味さは 格別だと 語っていました
ワイワイワイワイと 楽しい時間を
みんな いい顔をして 打ち上げていました
イチロウさんが言った一言
「今回の病気で 関わり合うことの大切さを知りました」と
抗がん剤治療の影響で 髪が抜け出した時
美容院に行って 話すと
その美容師さんが 私もそうでしたという話をしてくれた
身近でも たくさんの人が 病に苦しみ 克服している
人と 関わり合うことで 力づけられ 励みになると
ネットを通じて イチロウ通信を書くことで
みんなと関わり合えて 乗り越えられたと
重みのある言葉でした
イチロウさんも 復活し
ミユキタンゴ
今年もまた 日本の各地に 関わり合いを持って
タンゴの音色と ダンスを 届ける旅が 始まります
この笑顔とともに