ファンダンゴスが「パリ発イケブクロ経由ブエノスアイレス行き」にやってきた

せんがわの 終わった次の朝
ドアのところに 衣装のスーツケースがあり
廊下に バックパックがあり
くつした Gパン シャツ と 脱ぎ捨てて  ベットで 果てていた
 
あーー疲れた
すきっ腹で 一日中動き回り 打ち上げでワインを飲みすぎ
どうやって 帰ってこられたのだろう???
 
足腰は せんがわ劇場の ねばつく床で踊りまわったため 
ギシギシして動きません
 
あーー疲れた
 
今日は 最終日 池袋バレルハウス 
夕方 リハのため みんな集合
どういう流れでいくか まるで考えていなかったのに
リハをやっていくと 段取りができていく
 
品数も多く  料理も美味いバレルハウス 居酒屋以上のメニューが並んでいます
 
お客様も だんだんと入り始め 始まるときは超満員に
 
「遠い地平線が消えて ふかぶかとした夜の闇に心を休める時 はるか雲海の上を音もなく
流れる気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています・・・ジェットストリーム」
 
と 城達也さんの名せりふを語りながら
「皆様 バレルエアー260便を ご利用いただき ありがとうございます
当機は パリ発 イケブクロ経由 ブエノスアイレス行きでございます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
と キャビンアテンダントの リリアナさんが  フライトの説明を します
 
それだけで 大爆笑の中  
ボンボンショコラ  フランボワーズ・ケイトとコニャックいわつの 
新秋シャンソン ショー
 
すばらしき歌とアコーディオンの パリの世界
 
ファンダンゴスの秋元多恵子とも ミステリアス・ケイトとも また違った味のフランボアーズ・ケイト
 
 
パリの最後は バイオリンのトリュフタニモトも加わり パリの夜にさようなら
 
キャビンアテンダントのリリアナさんが 手にする入れ物でお客様を回り
お客様の 真心をいただきます
 
満員のお客様も 大喜びのパリの世界から
泉邦弘が 繰り広げる 無国籍な イケブクロの世界へ
 
二本のサックスを同時に吹き 空いている手足で パーカッションの扱い
さまざまな 鳴り物をかわるがわる鳴らす 一人オーケストラの世界
 
見事!!
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホースも楽器として  そして  こんなかわいいブタや アヒルや カエルまで
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この見事な芸に パリのフランボアーズ・ケイトもうっとり
 
 
渋さ知らズ つながりの 3人が 歌い 踊る イケブクロの 怪しい夜
ブルース「お座敷小唄」に 「皇帝」
 
皆様の真心が ずんずん貯まる
 
そして バレルエアー260便は 最終目的地 ブエノスアイレスに
 
まずは ブエノスアイレスの 初期の荒れた時代を表現した リマさんのサックスタンゴ
そして ワタシとの「コモドス」
さすがに 本番に強いワタシタチ  どうなることかと思いましたが・・・・
 

そこに ファンダンゴスが 加わり オブリビオン
お客様が 聞きほれる リマさんのサックス
 
そして ブエノスアイレスの ボカの雰囲気から
セントロの華やかな タンゴの黄金期の演奏を ファンダンゴスが  鮮やかに力強く
 
 タンゴのすごいエネルギーが 客席を包んでいきます
客席のテーブルをかたずけても 一畳半 の 広さ
そこで 繰り広げる ダンスとタンゲディア の世界
また お客様も引き込んだ ミロンガの世界
 
そろそろ ブエノスイアレスの夜も終わるころ
現われたる豪腕ピアニスト 佐藤美由紀さん
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ふたたびの 豪華ピアニスト対決       
 
ファンダンゴス+ミユキタンゴ+リマタンゴの 豪華なアンコール
ブエノスアイレスの夏 と ラ・クンパルシータ
 
ゆれる ゆらす グタグタに 好きに 見事に 音を操る
 
本当のブエノスアイレスのような エネルギー
 
終わりました  が
 
ここで 機長からのアナウンス
「当機は 台風のため  運行不能になりました」
 
で すごい勢いの「台風」 で 終了しました
 
見事な演出 みごとな「パリ発 イケブクロ経由 ブエノスアイレス行き」でした
このショーが 一回限りで終わってしまうのは もったいないですね
 
嵐のような 一週間 
ファンダンゴスの皆様 お客様  ありがとうございました
 

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