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OBLIVION

ワタシたちの 演目に オブリビオンが あります
コミックタンゴや 速い曲を 踊るのも楽しいですが
深い 深呼吸のような ゆったりしたオブリビオンに
身体をゆだね 心を のせながら 踊るのは 心地よい

ゆったりと 流れる 水のように
倒れそうでたおれない 酔拳のように

強いタッチに ならないようにとか
もっと繊細に とか たっぷりリリアナさんに
注文を つけてきました

振り付けが あるようで 振り付けがなく
インプロであるようで 決まった部分も ある踊り
たとえば コース料理で
魚と 肉の メインディッシュは だいたい決まっているが
前菜や スープや デザートは その時 その季節の ものに変えるような
そんな 作りで 構成しています
その日によって 最初の入りは 薄めにいったり
ガツンと 濃いめで入ったり
それが 踊っているワタシとしては 本当に面白い
その都度 こんなつなぎもできるのか
ここから メインディッシュに 入るのも悪くない
と 踊りながら 一人 悦に いっております

メインディッシュには たくさんの 素材が 含まれています
プルポが 与えてくれた ステップ
ブラジルに行って教えてもらった 空中浮遊
それらをヒントに 自分流に消化し 自分流の表現に仕立てあげる
プロレス技ドリー ファンク ジュニアのスピニングトーホールド
のような練習を 立ちながら繰り返した日々
やっと 何度も 何年も 繰り返した踊ることにより
メインディッシュが 充実し
前菜 スープが 色とりどりになりました
そんなこんなの 試行錯誤を繰り返しながら
変化する オブリビオンの 踊り

オブリビオンを 踊る時
その 素材を与えてくれた たくさんのダンサーに出会えます
あなたたちが 与えてくれた素材で
こんなコース料理に しましたよ
リリアナさんを ワタシの爪先に乗せ 運ぶステップも
年を経るごとに バランス 安定感が 絶妙になっていく
なんか 微妙な 蒸し時間焼き時間の 料理のよう

久しぶりに おととい オブリビオンを 踊りました
オブリビオンでも この演奏を もとに
何年も 試行錯誤を 繰り返してきましたから
やはり 新鮮な空気が 身体に 行き渡るように
この演奏が 心におさまります

踊っていると
この踊りを 構築している 素材に出会えます
ぺピート アベジャネーダに
プルポに アントニオに スーシーに ナベイラ先生に

これだけ 踊って やっと わかってきましたよ
ワタシたちにとってオブリビオンを 踊ることは
自分たちを魅せることではなく
素材の 良さを 魅せることなのだと

プルポが 亡くなって 3年
たくさんの 素材を たくさんのアイデアをありがとう

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先日の ファンカルロス&サエの フェスティバルのデモで
そんな気持ちで オブリビオン が 踊れました

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