リリケン波止場物語2 上演記

集合は 12:40だったのですが 
みんなに貸す衣装、自分の衣装、カメラ、ビデオカメラなど荷物を 詰め
チケットの諸作業を 終え  頭の中が 混乱しながら
早めに  家を出ました
集合時間よりも  1時間も早く 武蔵浦和に 到着
誰も来ていないかと 思いきや
ミホちゃんや こゆりちゃん も 同じ電車で 来ていました
会場ロビーは  幼稚園くらいの子供と ご両親でごった返していました
午前中  何の行事が あったのでしょう??
そうこうしていると
本日の主役  「BAR Liliken」の看板と
舞台セットを 積んだ  仙波号  が  地下駐車場に到着
はじめて 目にする 「BAR Liliken」の看板
いやあ   すごいですよ
これが  舞台に 掲げられ  ライトが 点じられた 時の美しさは 感動しました
大道具  ユウジさんの  会心作  ですj

地下から 9階の 会場に  舞台セットを 運び上げた頃
出演者 の みなさま  ミュージシャンのミユキタンゴデュオ
そして 昨日  北九州から到着し
東向島で ミステリアスケイトショーを行い
 絶好調の ケイトさんもやってきました
12:45 会場が開き ワタシたちと ファミリーダンサーズは
大きな リクレーションルームで 楽屋作り
舞台では  サウンドチェックのかたわら
舞台セット が 作られていきます
歌手  ミステリアスケイトさん、児玉康子さん、ミホコさんが 
それぞれ3曲づつ  物語の 重要な部分で 歌ってくれます
脚本の中で  それぞれの 歌を  見事に 当てはめて くれました
舞台は  ブエノスアイレスの 片隅にある 港町にある BAR Liliken
そこの女主人  ヨウさんが  おばあさんの 日記を 発見するところから はじまります
そのおばあさんの日記には  
彼女が小さな頃  この国に たくさんの移民がやってきて
この店で 飲んで歌って  そこから カンジェンゲ という 踊りが生まれます
タンゴという音楽が出来、ヨーロッパで 盛んになり
タンゴ隆盛の 時代を経て   暗黒の 軍政時代に
人々は  抑圧され  ダンスは禁止され 戒厳令の中
苦しみながらも 新たな時代の 登場を 待ちます
そんなタンゴの歴史を  BAR Liliken の 中で 表現していきます
楽屋の 各場所には 出番表、構成表が 貼られ
各人の  分厚い台本が  赤のペンで 塗られています
サウンドチェックと 歌リハに 手間取り
芝居の チェックが 一時間くらいしか 取れなくなりました
照明さんも 音響の冬ポンも  実際合わせるのが この時が はじめて
実際 音響の 冬ポンが 一番大変な  作業です
海ドリの声  船の汽笛  サイレン などの 効果音に加え
舞台進行の ナレーションも スタジオ録音してあり
それを いいキッカケで  出していかなければなりません
緊張感と 繊細さを必要とする 作業です
これを はじめて 行い 
時間もないので  大雑把に 場当たりして
開場の 時間になり  後半の部分は  カット・・・・
シナリオという地図を 頼りに  夜道を行くようなツナ渡り
芝居の みんなも  リハーサル はたったの2回
自分の出ハケ、自分の動きが  半信半疑
人の動きを 見ながら 動くので ちゅうちょの空気が 舞台を包みます
おーーい  どうなるんだ!!しっかりせんかい!!

という間もなく 開場  開演  たくさんの人が見に来てくれました
ワタシの  舞台中央で 客席に向かっての
「携帯電話  アラーム時計の ご注意」をきっかけに 開演スタート
数十分前の リハーサルとは 違って いいリズムで 舞台は進みます
と 思った時  BGMのイチロウさんが  弾き続けて
次の ナレーションが  出て来ません
音響の ところに行ってみると
冬ポンの パソコンが 突然の フリーズを おこしています
ウワアアア  これは 一旦 中断して パソコンの不具合を直さなければ???
いったん入った 芝居の空気  途中中断してしまったら 興醒め
イチロウさんは  BGMで 場をつないでいてくれますが
舞台の動きは  ナレーションが ないと 動きません
万事休す  と  思ったところに  パソコンが動き始め
一命を  とりとめました
あーーー どうなるかと 思いました
移民たちが 船から降り  女たちは BARへ  男たちは 肉体労働に行く中
同じ船の 高級船室から 降りたつ 貴婦人の ケイト
ケイトの歌う エル・チョクロから ミュージカル スタート
芝居から 踊り 歌へと  これでもか と 進んでいきます
ケイトさん、児玉さん、ミホコさんの 
それぞれ違った歌声が  舞台に厚みをもたらします
カンジェンゲの名手 博樹&ケイコ のダンス
博樹&ケイコ も 音源を渡して  たった一回のリハーサルなのに
イメージを作り上げて  BARの セットの中から、
いい雰囲気で 登場してくれます
カンジェンゲの時代が終わり
サロンタンゴの時代に
街頭の シーン
人々が 街を行き交う中  新聞少年が 
手にした新聞を 振りかざしながら  大声でどなっています
そこには 「 フランシス・カナロ パリで大成功の文字が
沸き立つ人々の中  おしゃれで端正な 博樹&ケイコが ダ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です