ブエノスアイレスへ行ってこよう 6

みんなが帰ってサンテルモコロニアルの住人はワタシたちだけ
朝からとどろく冬ポンの咳き込みも聞こえない

水曜日プエルトマデーロからレザマ公園を散歩をして

ヒポポタモの向かいのバーブリタニコへ
いつもはヒポポタモに行くのですが
タクシーでここを通った時に運転手さんが
バーブリタニコの方が料理が美味いよと
それを聞いて行ってみました
確かに美味しかった

そしてデイフェンサ通りの散歩をつづけます

夜はポルテーニョ y バイラリンへ
カルロススタッシーさんがサルミエント通りに近いところでやっていましたが
数年前からエルベソに場所を変えました

どこのミロンガもその雰囲気が変わったと思えるのは
かつていたミロンゲーラの大御所たちに今回は会いません
そこの席にはグスタボさんやパオロさんやワタシたちの知り合いが座っています
4年の間に世代交代が進んだのでしょうか
グスタボさんやパオロさんも 10年ぶりくらいで会えてよかったです

ワタシとリリさんが踊っていると向こうでニコニコしながら
手を振っている女性がいます
18年ぶりに会うビアンカさんでした
2000年のロンドンのフェスティバルに一緒に出演して知り合い
翌年リリさんが渋さ知らズのヨーロッパツアーで不在の時
ロンドンから2ケ月招聘しワタシのパートナーをやってくれました
ロンドンでの活動を休み今ブエノスアイレスからいろいろ旅をしているとか
本当に今回の旅行はお世話になった懐かしい人と巡り合う旅です

木曜の夜はミロンガバルマセダへ
ダンサーのエルネスト・バルマセダ&ステラさんがやっています
弟の名ダンサーフリオさんは数ヶ月前に他界しています
そんな悲しさも感じさせず相変わらずエルネストさんは
まるでコメディアンのように身振り手振りでのサービス
気づかいのお二人の心地いいミロンガです
デモはクラウディオゴンザレス&フリアさん
クラウディオゴンザレスさんはバキバキの肉体のアクロバティックなダンサー
90年代から大きなショーで活躍しています
ワタシたちもたくさんプライベートレッスン受けました
そんなクラウディオゴンザレスさんが見事な肉体を隠し
こんなに見事な踊りを作り上げました
15分間のスキのない完璧なショー
日本では味わえないすごいわーブエノスアイレスのダンサーたち
奥深いですねあの頃のダンサーたち存在感が違う

二人とも太った衣装を着けよくあれだけの動きができるものだ

金曜日はロベルトエレーラさんのレッスンの後
帰り道のエントレリオス通りにある
ORO Y PLATA ミロンガへ
ここはガチガチの地元のミロンガ
男性席女性席に分かれ音楽とともに
カベセオで相手を誘います
すごい迫力ですこれぞミロンガ

土曜日はEscuela Mundial de Tangoというタンゴ教室で
セミナーがあるのを見つけました
それもホルヘフィルポさん
アウロラさんのところでも書きましたが
日本の赤坂ノスタルヒアスでアウロラさんと踊っていたワタシの師匠
ミロンガカンジェンゲそして大学でもタンゴを教えていたので
タンゴの歴史などにも詳しく
世界中で教えるその踊り教え方はわかりやすく楽しいレッスン
ワタシが今あるのもホルヘのおかげ 10数年ぶりにホルヘに会いました
今は奥さんのディアナと踊りおふたりの娘は 20歳になったとか
久しぶりにホルヘのレッスンを受けて
タンゴを始めた時の気持ちがよみがえりました
うれしかった–

そのあとセバスチャンヒメネスさんのセミナーもあり
このセバスチャンヒメネスさんも注目していたダンサーなので
今回のツアー本当に思うことがすべてかなってきました

日曜日はまたロベルトエレーラさんのレッスンからミロンガへ

夜中本当に遠くタクシーがあまり通らない
バス停まで行って待っているとバスも来ない
長く待ってやっとタクシーが来た
タクシーに乗り込んでふと振り向くとバスが来たとほほ

月曜最後の日
今までブエノスアイレスでは見たこともなかった
インドカレーのお店へ行ってみました
カレーは日本で食べた方が美味しい

最後の夜はサロンカニングへ
21:00からガブリエル&ナタリアさんのレッスンへ
ガブリエル&ナタリアさん若い頃からその踊りに定評があり
最高の作品といわれているタンゴポルドスの初代の作品に出演
これはミゲル・ソト&ミレナ、オズワルド・ソト&モーラ・ゴドイ
そしてガブリエル&ナタリアの3組での最高のステージ
その後大きな舞台からは姿を消し
ひたすらブエノスアイレスで教えていました
あのマカナ兄弟も彼らの教え子ですね
ロンドンのフェスティバルで 3年間一緒でしたが
あの鋭い視線でさわれば切れるような雰囲気でした
久しぶり会って鋭い視線は変わらないものの
人間的な柔らかさ感じましたね
お嬢さんもいてデレデレだそうです
いいレッスンでした