タンゴの節句ツアー2017 プログラムへ

桜の季節も 終わり
道の端には 色とりどりのチューリップが
綺麗に咲きほこる 4月 中旬
やっと 寒さからも 解放され
芽吹く新緑のゴールデンウィークに思いをはせます

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ゴールデンウィーク
トリオ ロス ファンダンゴス+ケンジ&リリアナ
「タンゴの節句ツアー2017」今年も迎えることができます

2002年福岡空港で いわつなおこさん、江島正剛さんに
ポータブル蓄音機とレコード盤のタキートミリタールの曲で出迎えられたから
はや15年 16回目のタンゴの節句ツアーです
迎えに出られた いわつさん、江島さんも ご結婚され
小学生の二人のお子様も元気に育ち
バイオリンの谷本さんにいたっては
3,4歳から小学生と5人の お子達が
みなさま 大学 就職されるまでに成長し
15年という 時の長さと 深さと 重さを感じます

しゃべくりと 演奏と 絶妙な 3人の連携で
笑いの多い そして深淵な 演奏で 人々を巻き込んでいったファンダンゴス
15回のタンゴの節句、4回のブエノスアイレス公演を経て
今では 日本中世界中の ミロンゲーロ、タンゲーラを酔わせるバンドに
登っていった この 15年
さまざまな 思い出が 交錯していきます
一つ一つの エピソードを 書いていきたいのですが、、、、
時間が足りません

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昨日 今回のタンゴの節句ツアー2017のプログラムが 決まりました
10数年間は 前日のリハーサルで みんな一緒にホワイトボードを囲み
ああではない こうではない 右往左往しながら決めていましたが
ダンス10曲 衣装や 流れの準備を 本番前日では 心もとなく
最近は 早めに プログラムを 出していただいています
事前に 流れが読め 心の準備が できるということは
精神衛生上 とても ありがたいことです
まして ファンダンゴスは ミロンガでのタンダ演奏を得意とするようになってから
演奏曲数の 膨大なこと
その中から タンゴの節句ツアーのための 24曲を選び出し
その並び 流れをステージ用に作っていくというのは 大変な作業です
ジグゾーパズルのような作業を経て 送ってきていただいた今年のプログラム
素晴らしい ものです ファンダンゴスとワタシたちの
過去と現在が 思う存分 ギッシリ 詰まっています
ファンダンゴス曰く「しかし、こうしてみると、すごいプログラムやねー。
ツウなレコードマニアも、タンゴ初体験者も、ダンス好きの人もいっぺんに楽しめる!
やるなーファンダンゴス。」

毎年 ダンスの曲 10+α、
15年 で(10+α)× 15= 150+15α
なんども 踊っている踊り、 その回限りで 終わってしまった踊り
台風のように タンゴの節句ツアーで 産まれ 進化していった踊り
生き残っていった 踊りにしても
それが 身につき リリさんとワタシの佇まいとなるまでには
最低 1年は 必要とします
タンゴの節句用に 創った踊りが 他で活用されることなく
忘れてしまうこともありますし
無理やり その年のタンゴの節句に間に合わせて創った踊りなどは
本当に その場限りで過去に 置き去りにされていきます
リリさんと ワタシの 佇まいまでに 昇華された踊りは
やっと 自分の財産になったという 喜びにあふれています
去年までは 頭の中で 振付や流れをなぞりながら
身体が ぎこちなく ついていった踊りが
やっと 緩急を 微妙なタッチを 自在に表現できるようになった時は
本当に うれしい
先日 YouTubeの 映像で 友人の名ダンサーが
若い頃と最近の 同じ曲での ダンスを目にする機会がありました
パートナーは 違いましたが 同じ振付で 彼の代表曲でした
タイミングも 使っているステップも全部同じですが
20年の歳月が その 踊りを 成長させていっています
かといって 20年前のものは 今のものにはない
チャーミングさがあります
こんな名ダンサーでも 自分の踊りを 自分の曲を
ずっと大切の育てあげているんだ
それを感じられた時に 涙がちょちょぎれてきましたよ

最近 また 落語を聴くようになりました
といってもかつてのように寄席やホールに行って聴くのではなく
もっぱら iPadからですが、、、
かつては 若い元気のいい はちゃめちゃな 噺家さんが好きでした
今は きっちりとした 芸の 柳家さん喬さんの 噺 ばかりです
耳障りがよく それでいて 脳の奥にまで 沁みこんでくる
はしゃぐことなく 滑稽話を
淡々と うまいくすぐりから 爆笑へと 導き出す
無駄な力のない本寸法の 噺家さん

仏像彫刻を始めて 5年目に 入ります
去年から 地蔵菩薩という 複雑な 彫刻を手がけています
今までと違い 1枚の衣が 身体を覆い そのヒダが 複雑な流れを作っています
1枚の衣の表現と 複雑なヒダの 流れ
1mmの厚さを出すために 彫刻刀でカンナ屑のように 薄く削っていきます
仕上げに 入り、 はじめてワタシは 彫刻刀の砥ぎをプロにお願いいたしました
彫刻をはじめてから 研磨機を買い 試行錯誤をしながら
彫刻刀の砥ぎを やってきました
今 ここで プロの 砥ぎを 味わっておこうと
神戸に 出した 8本の 彫刻刀が 戻ってきました
すごいですね プロの 技術
すーーーとしたタッチが 木に伝わり 薄く削りとれる
この 彫刻刀の刃先に 伝わるタッチを 味わいたくて
彫刻を はじめたのでした
音楽家が 鍵盤や 弦に 伝える 指先の タッチ
ダンサーも 相手に伝えるタッチ、床に伝えるタッチが あるはずです
自分の中に そんな微妙なタッチを育てるのに
余分なものを徹底的に排除し 繊細なタッチで仕上げる
刃物を扱う 仏像彫刻が 最適でした
そんなタッチが やっと育ってきました

15年の歳月 成長した部分も あれば 退化した部分もあります
あきらかに 眼は 衰えている

15年前は 二人とも メガネは 必要でなかった

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足腰は????
面白いもので ウェートトレーニングをやめてから
膝や 腰の故障が まったくなくなりました
リリさんとの動きも より密接になりながらも空間がある
という 不思議なところに たどり着きました
そして 持久力 記憶力
違う床 広さでの11曲の 6公演 + 2
何が 成長し 何が衰えているんだろう ワタシ
今年の タンゴの節句ツアー2017で
何を感じるんだろう 何が出てくるんだろう

いただいたプログラムを 見ながら
ワクワクして
心は ステージを 駆けめぐっています

スタッフのみなさま    またお世話をかけます

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九州のみなさま
また お会いできることを 楽しみにしております