むかし 三田誠広さんの 小説で「僕って何?」という小説があった
1977年ころ 学生運動も終わりを迎える
そんなときに あの頃の 学生は 少なからず 「僕って何?」と感じていたようだった
ここ 30年以上 タンゴを聞いている
タンゴ以外は あまり聞かなくなったかもしれない
タンゴの音楽に あう ダンスを 教えている
当たり前のように 踊れる
あんなステップも こんなステップも
かつては タンゴの映像は 手に入らず
来日する タンゴショーを 食い入るように 見ていた
たまたま 手に入った ビデオは 擦り切れるまで 見ていた
今は たやすく YouTube とかで 手に入る
あの 食い入るように 見ていた 心が 懐かしい
飢えた 心が さまざまな 想像を 膨らませてくれた
今は ただ うまいだとか ヘタだとか
想像が ・・・・・・なくなって・・・・
「タンゴって 何?」
長い間やっているから わかるっていうものでもない
ビギナーズラックはあるけれど 長くやっていたものに 突然の幸運はない
「タンゴって何?」
そんなときに なってるハウス で 「タンゴって何?」というイベントが あった
なってるハウス と 円盤の 主催で
タンゴの 貴重な レコードを かけ
この時は 円盤の 主催者の方が たまたま手に入れた キンテート・レアルのレコード
音楽をやっていても キンテート・レアルの音に ぶったまげたらしい
そして なってるハウスで 5組のミュージシャン の タンゴライブ
それぞれの ミュージシャンに タンゴをお願いして それぞれが30分演奏する
ピアノ、バンドネオン、バイオリン、コントラバスといった
現代タンゴで 使われている 楽器が 少ない
ギター、キーボード、ドラム、サックス、アコーディオン、エレキベース、・・・
自分たちの 音楽を 封印して
いや 自分たちの 音楽に 新しいタンゴを 勉強して・・・
百戦錬磨の ミュージシャンたちも タンゴという音楽に対して 殊勝になるような
ライブに 新鮮な空気が 張り詰める
開場17:30 開演18:00 ¥2500 「タンゴってなんだ?!」 ・F.L.Y. ・MELT(沢田穣治、マルコス・フェルナンデス、植野隆司) ・●子は、今(丸尾丸子バンド from京都) ・LimaTango!! ・輿石バッキー智弘(sax) 熊坂路得子(acc)DUO 円盤となってるハウスの共同企画「タンゴってなんだ?!」の第3回。出演者全員タンゴをテーマに演奏をしていただきます。 |
タンゴに 合わない楽器で タンゴをやり遂げた バンド
おのれの ロックの魂を 貫きながら タンゴのフレーズを入れるバンド
あーー タンゴの 始まりは こんなんだったんだろうなあーーー
今は 定まった 形 技術で ある タンゴ
でも 最初は さまざまな 楽器で 試行錯誤しながら
生み出されて行っったって タンゴ
私たちは 幸運に 有数のタンゴバンド 、タンゴミュージシャンの方々と
踊らせてもらっています
でも いつも 思います 「タンゴって何?」
面白い企画です
みんなで 考えましょう
タンゴって何?