タンゴの節句ツアー2025 3日目 北九州芸術劇場

小倉の朝は快晴

昨夜遅くマーシーが雨を降らせておいてくれたおかげかも

弁天ホテルから谷瀬さんの車で北九州芸術劇場へ

いつもの楽屋

ワガモノガオでスーツケースを広げ衣装をばら撒き

アイロンをかけ靴を並べていたリリさんがいないと

ふだんの生活では感じたことはないが

ダンサー男一人  華やかさに欠けるものだ

去年は胆嚢炎のために動けなかったが

いつも歩いていた京町魚町のアーケード街から旦過市場へ

まだ十数店は  営業しているが  3年前の火災からさみしくなっている

あの小倉薬草園   小倉城    散歩する

戻ってきて  リハーサル

毎日ファンダンゴスの演奏Kazzmaの歌マーシーマギの踊りを

タダで見られるのだから  幸せである

    ワタシに  緊張感はない

楽屋での緊張感  舞台での緊張感  ない

ふと考えた

今までは  本番へ向かうピンとした緊張感は

リリアナが作り出し与えてくれていたものではないか

楽屋入りしてから一心不乱にアイロンをかける

曲目以上の靴を並べて  磨く

丹念に  舞台メークを描き  髪型をつくっていく

ヨガマットを敷き  行者のようにストレッチをする

アクセサリーを広げ曲目順に並べる

それらを身につけて前から後ろからそして手鏡でチェックする

そしてトイレへ行き  フーっと息を吐く

この決められたルーティーンを毎回ひたすら時間をかけこなしていた

終演後

同じ時間をかけていねいにお疲れ様と話しかけるように

アクセサリー    衣装を  それぞれの袋に入れ

スーツケースの中にたたみ仕舞っていく

踊り終わるたびに  丸めて放り込んでいくワタシとは

まったくちがう儀式のような所作が

本番へ向け意識を高め  その意識を鎮めていったのか

リリアナさんがいない楽屋で  感じた

 

北九州芸術劇場の楽屋は独りの楽屋

にぎやかなファンダンゴスもヨタ話をするKazzmaもいない

なので  そんなことを感じていたのかもしれない

緊張感も  慌ただしさもない  静かな楽屋だった

さあ  いつものここのあたたかいお客様の前で本番が始まる

東京からもミッシーヤギオザキジュンコおみつの5人も来てくれた

一人で踊る MIrongueiro Viejo(老いたミロンゲーロ)

  

マーシーマギさんと 40年のミロンガ

  

マギさんをお借りして Quien Sera

ファンダンゴス

歌手Kazzma

ダンス  マーシー&マギ

 

ダンサーがペラペラしゃべる  カン高い  マーシーコーナー

名ダンサープピを語るケンジコーナー   ブラボの秘密

首の差で

  

 

ラストへ

この楽しさ 素晴らしさは 言葉では 表せません

写真でも ほんの少しですが   味わえていただけたら幸いです

ホワイエには 谷本祥さんがアレンジしてくれたお花

今回不参加だったリリさんに想いを届け

 

打ち上げ

お客様20人を含め  大反省会

ここから  明日の新たなプログラムが  生まれていきます

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