3月に ドキュメンタリー映画「風の波紋」を 見に行ってきました
大学の同級生 小林茂監督が 撮った
雪深き 新潟十日町妻有に 移住した人々の 営みを描いた
感動する 映画でした
5年の歳月を 費やし ただ 日常だけを 撮り続けた映画
その作品の紹介が日経新聞の文化欄に 載っていました
そして そのほかに 「ふたりの桃源郷」という映画の紹介もありました
同じくドキュメンタリー映画で 水道ガス電気もない山中で暮らす
老夫婦の物語 とあり
封切られたら 見に行こうと思い iPadの メモに入れておきました
ふと思い出し あの映画 いつだったかと 調べると
なんと ポレポレ東中野 で 今日から 封切り
もちろんもちろん すっ飛んで 見に行きました
山口県岩国市の山中に暮らす ご夫婦の25年を描いた映画
ワタシの父母の世代の ご夫婦
戦後 焼け出され 食糧難から 自分たちの食べ物は自分たちで作ると
中国山地 奥地に 山を買い 開墾し
水道ガス電気のないところを切り開いていった。
高度成長時代に 子供たちのことを考え 山を離れ 大阪で暮らしたが
還暦を過ぎ 子供達も 独立し
自分たちの余生を棲むところは あの山であると
また 二人して 山に戻って 生活する
山の湧き水を引き、山の木で火をおこし、小さな発電機での生活
切り開いた 畑での作物と 山の山菜採り
自分たちに 合った 充実の日々を過ごすが
年をとるに従って 衰える身体と 頭
その 親の 生き方を 見事に支える子供達
65歳で 山に戻って 93歳で亡くなるまでを追いかけ続けた
夫婦、親子の ドキュメンタリー映画
生老病死 人間すべてが 持つ道程を細やかに教えてくれます
人は こんなにていねいに 楽しく生きて 死んでいくのだと
ぜひ ご覧になってくださいませ