旅は 道連れ

旅は道連れなどと申しますが
旅の連れが   陰気じゃあ  旅自体がつまらなくなってしやいやす
連れによって 旅が 2倍にも3倍にも面白くなっていく
いい連れを  得ることが   長旅にゃあ 肝心なこって
こりゃ  旅行にも  人生にも   タンゴにも 言えますなあ

今回の ブエノスアイレスの同行者  ヨーキチさん
この人は  旅上手  好奇心旺盛  お人好し  と
三拍子揃っていますから  旅の連れにはモッテコイ

ふだんから  「ヨーキチさん  天気がいいから高尾に蕎麦でも食いに行きやんしょ。」というと「あっ、そりゃあオツなお遊びで」
といって   二人でヨッコラヨッコラ自転車漕いで
7時間かけて   100キロ走って  蕎麦を食いにいくなんてことやってるわけで

海外にも  ロンドンやセルビアやブエノスアイレスのフェスティバルにも来てくれたりして、その他単独でカンボジアやヨーロッパを回っていて     どこにいくにも臆したことがないんですよ
ブエノスアイレスに何回も行っていたって  そんじょそこらの輩と同んなじ方法は取らないよ
アメリカ回りに  欧羅巴回り   そんじゃあ飽き足らないってんで
オーストラリア回りに  南アフリカ回り
普通でも時間がかかるのに  普通の2倍も時間かけて旅する道楽者っす

次回アタシらがヨーロッパを回る計画をたてていると   
「ワタシ   自転車持って タンゴの地を 追いかけますから
自転車で 欧羅巴を回っている人はたくさんいるけど
自転車でタンゴを回るモノ好きは   ワタシくらいのモンかな!」

ブエノスアイレスに来てからも  南米オタクたちが集まる「日本旅館」に宿を取り  毎日朝帰り
ここが少し治安の危ないところにあるのですよ
今は  アタシ宿を取るサンテルモ地区も昔に比べて少しは良くなりましたが、まだまだ危ない   
ボカ地区に行ったら完全に危ない
一度散歩でボカジュニオールズのスタジアムに行ったら、管理人のおじさんやお巡りさんが  この辺りは危険だから早く帰りなさいと追い返されてしまいました
そのボカ地区と接するサンテルモの端っこにヨーキチさんの宿があるんです 
真夜中そこから歩いて毎夜 アタシの宿まで来てくれます
旅慣れたヨーキチさんだけに   どこの風景にも溶け込むのでしょう

アタシの宿は  通りから大きな頑丈なドアを開けてから中庭に入り 
そして各部屋へ通じています
入り込むには  カギを持っているか  大きな音のなるベルを鳴らすかしないと入れないのですが、ヨーキチさんは知らぬ間に入って来ているのです    先日もミロンガに行くため夕方から夜に睡眠をとって  起きて電気をつけた途端にガチャ「起きた??電気がつくまで屋上でパソコンやっていたんだ」と入って来ます
もうここの宿泊者たちや  家族に知れ渡っていますから  我が宿のように来てくれます
料理も得意で、先日の真昼の宴ではチャーハンを作ってきてくれましたし、日本旅館でも毎日ご飯を炊いているそうです   そして味噌が恋しいと CASAdeJAPONESAに味噌買いに行っていました

ミロンガでも あのニコニコした顔で  女性たちを誘い  ダンスと得意の多国籍語で活躍しています

 
昨日はアタシたちのデモが終り  シャンパンをご馳走してくれました
まずは主催者から1本、ヨーキチさんが1本、もう1本飲みたいとリリさんが思っていたところ、なんと応援に来てくれたジミーさんにくじ引きでシャンパンが当たったのです   なんと皆さんの幸運の中で  アタシたちは
生きさせていただいているのでしょう!感謝!

ポルテーニョYバイラリンの11周年記念のデモ
先日東京インターナショナルタンゴフェスで日本に行ったロクサーナの弟   ゴンサリート&セシル、エルネスト・バルマセダ&ステラの映像は帰ってからDVDで差し上げましょう

アタシたちのフェリシアをアップしておきます
ヨーキチさんにお願いして撮ってもらったのですが、
さすがヨーキチさん   アタマの部分が撮れていません

ヨーキチさん 無類のあわて者でオッチョコチョイ
落語の「堀の内」の主人公 みたいな人

さあ、トリオ・ロス・ファンダンゴスがいま ヒューストンに向かって飛んでいます     明日の昼にはこちらに着きます
それもまた楽しみにデスね

あっ ヨーキチさんが 来た
ヨーキチさんのブログKOTENTANGO(壺天TANGO)もお楽しみください
 
 

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