ツアーレポート その9 いざっ!八千代座のつづき

去年の5月 主催者のひかっさんの案内ではじめて八千代座を訪れ その舞台に乗った時
しっかりと重さを受け止め そして軽く反発してくる床に 魅入りました
コンクリート、エンボス、石畳、絨毯さまざまなフロアーで踊り どんな床でも踊れるワタシですが
この床は 心から踊りたいと思いました
係りのAさんに 靴を履きヒールで踊り ワタシたちの踊りは床を傷つけないことを確認してもらい
そのままで踊ることを 許してもらいました
そのAさんが満面の笑顔で 「やっと今日の日が来ましたね!」と手を取って喜んでくれました
この床です たくさんの芸人さん役者さんがこの板の上で この浮遊感を味わったのですね
 
音響を決めるのも 難しい劇場だったですね
木造で天井も高く 響くのですが 升席で聞いてみると すわれて生の音に近く
タンゴとしての迫力に欠けてしまいます
試行錯誤の末 イチロウさんが決めたポイントは 最高に踊りたいとおもわせるポイントでした
本番に入ると お客さんの歓声やワタシたちのノリで 変わってしまうのでPAのマノリンも苦労でした
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のツアーではワタシはたくさんの衣装を持ってきました
リリアナさんはもっと多くの衣装と靴を持ち込みました
ワタシたちは競技者とちがって 1曲入魂の ダンスが踊れません
衣装を替え 雰囲気を替え お客さんの動きを読み 10曲踊った時に
やっと踊ったという感覚になります
 
今回は歌舞伎の劇場ということで 花道をどのように使おうかということで
みんなで思案しました
BNの川波さんを台車に乗せて走ろうかとか すっぽんからミユキサンをだそうとか・・・・・・
 
その結果 ガジョ・シエゴの演奏中 シャリーーンと花道の幕が開き
バイオリンソロで山中君が出てきます  こんな格好で!
 
寡黙でカッコイイ山中君  この日のために不思議な衣装をたくさん仕込んできてくれました 
この舞台が成功した影の立役者はこの山中君だったと思います                  
 
 
 
バンドネオンの川波さんが道行で花道を バンドネオンソロで渋く”夢芝居”を弾いて出てくるところに
ワタシが絡むのですが そのアイデアが当日まで浮かんでこなかったのです             
 
山中くんが持ってきたマントと陣羽織を借りて絡むことにしました                       しかし 朝になっても何か足りない気がして満足しませんでした                       ちょうど朝 八千代座の前を歩いていて      紫色の蛇の目傘を見つけました           これだ!これだ!これで完璧な傾奇者だ!
 
男と女 あやつりつられ
細い絆の糸引きひかれ
 
稽古不足を幕は待たない
恋はいつでも初舞台  
 
 
山中君 ありがとう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たっぷり”台風”でも大暴れさせていただきました
ここまでやりますか!!!花道ですっころぶオトコ  舞台で逆立ちするおんな です!
 
 
そんなハチャめちゃな舞台に一服の清涼剤のような 子供ちゃんたちのミロンガ”ラ・プニャラーダ”

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
熊本のエルナン&マキが育んでいる 若きミロンゲーロ が特別出演
 
ひかっさんが 涙してくれた ”わが人生の幻想”
 
リリアナさん とてもいい顔して踊っていますよね
 
東洋館で鍛えたこのトーク  じゃああらへんでえ!デュエットでんがな でゅえっとでっせ!
だれや 大助&花子 チャイまっせ        
 
この日のベストドレッサーはもちろんこの方です
 
      

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