切手収集

リリさんがキャリーケースで たくさんの本を運んでいました
吉祥寺に とてもいい古本屋さんが あったので
お父さんの蔵書を 売りに行くのだといっていました
 
りりさんのお父さんは校長先生だったので
その本の多さは半端ではなく また普通の人が読まないような本ばかり
ワタシも「古典落語大系」10巻 「江戸文学選」12巻 をいただきました
ハードカバーで装丁されて重く嵩張りますから
ブック○○などという 古本屋では 廃棄されてしまいます
 
吉祥寺で 本を良く知っていて大切にしてくれる古本屋さん見つけたんだ
安くてもいいから そういう本屋さんに引き取ってもらえると 心やすまるね
 
というながら運び そして仙台から大量に送りつけるそうです
 
お父さんが集めていた 記念切手も大量に見つかった
これもどうしようかなあ???
 
ワタシも 小学生時代 切手収集小僧だったので
まだ家に ストックブック3冊残っているのです
                   小学生時代使っていたストックブックはもうボロボロです
 
そんな話をしていた日曜日
朝10時からのTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で
これも切手収集小僧だった安住さんが
 
いまは記念切手の値段が大暴落していて
何と 記念切手販売店では額面割れしているものもあるそうなのです
すごいですよね 普通に貼って使えば 使えるのに
自分で集めて持っていると 不良資産になってしまうんです 記念切手が・・・・
 
子供の頃は 記念切手の発売日には 郵便局にならんだり
記念切手の置いてある文房具屋さんに行くと
こんどおばあちゃんにお小遣いもらったら あの切手買うんだ 
なんてココロわくわくさせていた 記念切手が 額面割れ
東名高速道路完成記念 国立劇場開場記念 日本の国立公園シリーズ
オリンピック東京大会 万国博覧会 天皇陛下御在位五十年記念
日本の昔話 花 寺 仏像 帆船 浮世絵・・・さまざまなシリーズ
昭和の日々を 思い出せる 切手の数々
 
  
 
東京オリンピックはシートでたくさんありました
 
 
 
 
 
思い出すなあ 貧しかったけれど 子供ながらの情熱を傾けたあの日々
カタログを見ながら あっ このシリーズのこの切手がない
次のお小遣いからは このシリーズを完成させよう
友達とストックブックを持ち合い 取替えっこをした日々                                   
切手の中には セロハンできちんと包んであるものもありました
そんな小学生が いとおしく感じます
 
 
 
 
かつてはマニアが多く 記念切手の発売も少なかったのですが
コレに目をつけたかつての郵政省が 利益拡大のため記念切手を乱発
価値が下がり マニアに見放され
リリさんのお父さんのように死蔵していたものが市中に出回り 価格暴落
 
かつて「見返り美人」といえば 切ってマニアがよだれをたらして欲しがったもの
15万20万といわれていたものが いまは なんと 4千5百円
すごい暴落率ですよね 東京電力株なんてかわいいもの
 
そうやって売りに売りまくって死蔵している切手が日本にいったいどれだけあるのでしょうか?
きっとみんなが額面割れした記念切手を 郵便に使い出せば
日本郵便は ここ3年以上は 現金収入がなくなりますよ と安住さんは言っていました
 
そんなラジオからの話をきいて
あらためて 何十年ぶりかで開いたストックブック
きれいな絵柄の切手がたくさん並んでいました
 
そして それを一生懸命集めていた 小学生のワタシがいました
 
 
 
 
                               
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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